The Craft Potters Assosiation という団体が発行する「Potters」という本があり、所属する陶芸家の作品、プロフィール、連絡先が載っている。好きな作家を探し、自分のスケジュールと照らし合わせて、何人かの陶芸家をピックアップした。
一番最初に、アポイントをとって訪ねたのは、ロンドンから南に鉄道で1時間のところにある、Farhnam(ファーナム)という城下町に在住の陶芸家Duncan Ross(ダンカン・ロス)氏だった。
ロス氏の作品は、テラシジラッタという泥しょうを塗り重ね、低火度で焼成し、研磨されてできる。精巧で、繊細な雰囲気は、その誠実な人柄とマッチしている。
制作のスタイルは、手作りの範囲で量産する陶芸家とは全く異なり、非常にIndividualだ。
それゆえに、作品のイマジネーションは独自の世界からなり、一つ一つのクオリティが高く、また作品と作家の距離が近いように思った。
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