Wednesday, April 26, 2006

窯出し その1

窯の口から出る熱気がだいぶん低くなってきて、一の間はもう十分温度が下がっていたので、ついに窯出しをすることにした。

積み上げているブロックを、ひとつひとつ丁寧にはずしていくと、中から器が顔を出した。

柴田の焼き締め茶碗

柴田の作った焼き締め大壷

今回はできるだけ時間をかけて還元をかけ、温度もしっかり上げた。やはり、よく焼けていたようだ。土肌もしっとりとして、掛かった灰もところどころ窯変している。コーンパックスは、最もよく焼けているところで12番が完倒していた。

注意深く目(器の底についている道具土)を取り、中、外、高台などを確認しながら、窯から出していく。

やっぱり、焼きが甘いよりは、焼き過ぎぐらいが丁度いいのかもしれない。

今日は一の間で止めておく。天気もよくないし、まだ二の間は温度が高いからだ。二の間には岩塩を投入して、塩による変化が出ているはずだ。うまくいっていればいいのだけど。

灰釉のテスト。灰は窯からかき出した木灰(樫と松)


明比の大鉢たち

焼き締め大壷(柴田作)

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